【Unityゲーム開発入門】ゲーム・プロトタイプの作り方(2/4)

Mixamoで3Dアニメーションを組み込む

Posted by 51n1 on 09 Mar, 2021

もくじ

1. Blenderで3Dモデルを作成する
2. Mixamoで3Dアニメーションを組み込む
3. Unityに3Dモデルを取り込みキャラクターを動かす
4. Unity Playにパブリッシュする

Mixamoについて

Mixamoは3Dキャラクターに自動でリグを設定し、3Dアニメーションを適用できるAdobeのオンラインサービスである。いちいちボーンの設定を手動で入れなくても3Dアニメーションを簡単に作成できる。ゲームプロトタイプの制作に活用したいサービスである。

今回、Mixamoで待機・ダッシュ・ジャンプの3つの3Dアニメーションを適用させる。本記事ではMixamoで1つのアニメーションをセットアップするプロセスを記述する。Mixamoでのプロセスはほぼ1パターンなので基本的にどのアニメーションでも同じ手順となる。

Upload

BlenderからエクスポートしたFBXファイルとテクスチャ画像のPNGファイルをZipでまとめ、Mixamoにアップロードする。( 2.1)

プレビューが表示される。問題なければ、NEXTをクリックし進む。( 2.2)

2.1 Upload a character

2.2 Preview

Auto-Rigger

3Dモデルのあご、手首、ひじ、ひざ、股間の5か所にマークを付ける。今回の3Dモデルは指がないのでSkelton LODはNo Fingers(25)とする。( 2.3, 2.4)

2.3 Skeleton LOD

2.4 Place markers

リギングの処理が開始するのでしばらく待つ。リギングの自動処理が終わるとレビュー画面になるのでキャラクターの動き等に問題なければ、NEXTをクリックして進む。( 2.5, 2.6)

2.5 Auto-Rigging...

2.6 Review

Select Animation

リギングの設定が終わったら、ページ左側のモーションのサムネイルリストから、待機(Idle)・ダッシュ(Run)・ジャンプ(Jump)のアニメーションを探す。右側のパラメータを弄るとアニメーションの設定を変更できる。歩く動作や走る動作などで「In Place」というパラメータがある場合、チェックを入れておかないとUnityに読み込んだ時にモーション動作が加わってしまう。( 2.7)

2.7 Animation Setting

Download

好きなアニメーションの設定ができたら、右上の「DOWNLOAD」ボタンをクリックしアニメーションと3Dモデルデータをダウンロードする。ダウンロードの設定では、FormatはFBX for Unityを選択する。( 2.8)

2.8 Download

同じ3Dモデルで別のアニメーションを作成したい場合は、モーションの一覧ページに戻って好きなサンプルを選択すれば良い。

Mixamoでの作業は以上となる。次はUnityへの読み込みと各種セットアップを行い、ゲームのプロトタイプを作成する。