もくじ
Mixamoについて
Mixamoは3Dキャラクターに自動でリグを設定し、3Dアニメーションを適用できるAdobeのオンラインサービスである。いちいちボーンの設定を手動で入れなくても3Dアニメーションを簡単に作成できる。ゲームプロトタイプの制作に活用したいサービスである。
今回、Mixamoで待機・ダッシュ・ジャンプの3つの3Dアニメーションを適用させる。本記事ではMixamoで1つのアニメーションをセットアップするプロセスを記述する。Mixamoでのプロセスはほぼ1パターンなので基本的にどのアニメーションでも同じ手順となる。
Upload
BlenderからエクスポートしたFBXファイルとテクスチャ画像のPNGファイルをZipでまとめ、Mixamoにアップロードする。( 2.1)
プレビューが表示される。問題なければ、NEXTをクリックし進む。( 2.2)
Auto-Rigger
3Dモデルのあご、手首、ひじ、ひざ、股間の5か所にマークを付ける。今回の3Dモデルは指がないのでSkelton LODはNo Fingers(25)とする。( 2.3, 2.4)
リギングの処理が開始するのでしばらく待つ。リギングの自動処理が終わるとレビュー画面になるのでキャラクターの動き等に問題なければ、NEXTをクリックして進む。( 2.5, 2.6)
Select Animation
リギングの設定が終わったら、ページ左側のモーションのサムネイルリストから、待機(Idle)・ダッシュ(Run)・ジャンプ(Jump)のアニメーションを探す。右側のパラメータを弄るとアニメーションの設定を変更できる。歩く動作や走る動作などで「In Place」というパラメータがある場合、チェックを入れておかないとUnityに読み込んだ時にモーション動作が加わってしまう。( 2.7)
Download
好きなアニメーションの設定ができたら、右上の「DOWNLOAD」ボタンをクリックしアニメーションと3Dモデルデータをダウンロードする。ダウンロードの設定では、FormatはFBX for Unityを選択する。( 2.8)
同じ3Dモデルで別のアニメーションを作成したい場合は、モーションの一覧ページに戻って好きなサンプルを選択すれば良い。
Mixamoでの作業は以上となる。次はUnityへの読み込みと各種セットアップを行い、ゲームのプロトタイプを作成する。