【Unityゲーム開発入門】ゲーム・プロトタイプの作り方(1/4)

Blenderで3Dモデルを作成する

Posted by 51n1 on 07 Mar, 2021

もくじ

1. Blenderで3Dモデルを作成する
2. Mixamoで3Dアニメーションを組み込む
3. Unityに3Dモデルを取り込みキャラクターを動かす
4. Unity Playにパブリッシュする

はじめに

Making My First 3D Model With Blender | Work Scape #4

今回、ゲームのプロトタイプを0から作ってみる。3Dモデル作成からアニメーションの設定、Unityでのセットアップを行い、とりあえず動くものを作り公開することをゴールとした。そのため、最終的な制作物はゲームと言えないものになるかもしれない。今後、繰り返しプロトタイプを作ることでゲームとしての完成度を高めることを目指したいと思う。

本記事ではBlenderでモデリングとテクスチャの作成を行う。モデリングとテクスチャは以下のYouTube動画シリーズの第2回~第3回の内容を参考にした。

Blenderはじめてみよう動画

モデリングからテクスチャ作成の流れについては、Work Scapeビデオとしてもアップロードしているので参考にしてほしい。

Blenderはショートカットキーの習得がカギでこれを覚えられないと使いこなせないと思う。あと3Dグラフィックスの特殊な用語が色々と出てくるのでそれらを理解する必要がある。

もし3Dモデルの作成をしたくない場合、次のページで紹介しているMixamoでは無料の3Dモデルを一緒にダウンロードできるのでそれを利用するというのもありである。

モデリング

頭部

最初にキャラクターの頭部を作成する。耳は後で作成する。( 1.1)

首と体

次に首と体を付ける。適当にボディラインをつけていったところ、結果的に細めの身体になってしまった。( 1.2)

1.1 頭部

1.2 首と体

手と足と耳

手と足と耳についてはミラー機能を使いながら作成する。( 1.3)

しっぽ

とりあえず簡単に球でつけた。( 1.4)

1.3 手と足と耳

1.4 しっぽ

テクスチャ

シームを付ける

一部うまくシームが付けられないところがあり、UV展開するときに崩れてしまった。赤い線がシームである。( 1.5)

UV展開

Tex Toolsを使って適宜長方形に整形する。シームがうまくつけられなかったところと、頂点が多層化しているところはうまく整形できず。適当に位置を移動するのだが、まだうまく配置ができずに無駄な使い方をしている。( 1.6)

1.5 シーム

1.6 UV展開

Texture Paint

イメージデータを新規作成し、マテリアルのBase Colorにイメージデータをセットする。そして仮着色する。ひとまず各パーツがどの位置になるかおおよそのあたりを付けておく。( 1.7)

テクスチャ編集

グラフィックソフト(今回はAffinity Designerを使った。)で少し加工する。最後にUVの展開図となるレイヤーは非表示にしてPNGでエクスポートする。BlenderではImage → Replaceで差し替える。まあ、Blenderで描いた絵よりは多少はマシだろうか。( 1.8)

1.7 Texture Paint

1.8 Image → Replace

FBXエクスポート

モデリングとテクスチャが完了したら、FBX形式でExportする。( 1.9, 1.10)

1.9 テクスチャ再設定後

1.10 FBXエクスポート

Blenderでの作業は以上で終了。次はMixamoで3Dアニメーションを組み込む。