もくじ
はじめに
20数年ぶりに最終的に作品としてイメージできる絵を描いてみました。一切腕を磨いてこなかったので当然ですが、当時の絵画スキルをピークにして今まで成長がなかったことがわかりました。ただ、デジタルでの絵作りに関しては今からでも適応できる気がします。
ゲームを制作するためには2Dアニメーションやキャラクターデザインなどのグラフィックをいかに作成するかという課題があります。現時点のスキルでどこまで絵を作ることができるのか、Huion Kamvas 12とCLIP STUDIO PAINT PROを使い、試してみました。
それほど時間もないので難しいのですが、ゲームのキャラクターやエフェクトを制作するためにもイメージを具体化する作業をもっと実践していきたいです。本記事ではCLIP STUDIO PAINT PROを使い制作した一連の手順について忘れないように記録しておきます。
イラスト制作環境は以下の通り。
- ペイントソフト:CLIP STUDIO PAINT PRO
- ペンディスプレイ:Huion Kamvas 12
下準備
下絵づくり
紙に鉛筆で下絵を描いて、スキャナーで取り込み画像化しました。最初からペンタブレットで直接描いて下絵を作成する方法でも良いのですが、今回はデジタルではなく描き慣れているリアルな画材を選びました。( 1.1)
新規キャンバス作成
CLIP STUDIO PAINT PROを起動しメニューより「File」 → 「New...」から新規キャンバスファイルを作成します。次にキャンバスサイズと解像度を設定しますが、適正サイズが分かっていないので、とりあえずサイズは、5000px X 5000pxで解像度は300dpiとしました。大は小を兼ねるだろうという判断ですが、イラストレーションを作成するつもりなので、印刷する場合も考え、少し大きめにしました。( 1.2)
UIレイアウトのカスタマイズ
新規キャンバスを作成したら、さっそく描き始めたいのですが、デフォルトの状態だとあまり使用しないパネルがたくさん表示されていますので、それらを閉じて必要なパネルを好きな位置に移動します。デフォルトではMaterialのアイコンがウィンドウ右側にタテに並んでいます。これらMaterialのパネル類を閉じる方法を参考までに紹介しておきます。( 1.3.1)
まず、Materialのパネルをツールバーよりひとつずつ引っ張り出し、パネルウィンドウの右上の「X」ボタンをクリックして閉じます。( 1.3.2)
最後にクイックアクセスのパネルのみ残して同じ位置にドッキングして縮小しておきます。これで少しすっきりしました。( 1.3.3)
また、個人的な仕様ですが、使用したペンタブレットの画面右側のフィルム表面にキズがあるので、CLIP STUDIO PAINT PROのパネル類はなるべく右に寄せています。( 1.4)
カスタマイズしたUIレイアウトはメニューの「Window」 → 「Workspace」 → 「Register Workspace...」で名前を入力してワークスペースとして保存できます。
ペンタブレットの設定
ペンタブレットに付いているボタンにショートカットキーを割り当てました。参考になるかわからないですが設定内容を記します。回転ツールを多用するので「回転」と「回転リセット」を追加しています。「回転リセット」についてはなぜかデフォルトで設定されていたショートカットキーが使えなかったので、「File」 → 「Shortcut Settings...」からショートカットカットキーを変更してからペンタブレットのボタンに設定しました。( 1.5)
Huion Kamvas 12ですが、ボタンのクリック感はやはり安っぽい感じなのでヘビーに使用するのは難しいかもしれません。また、夜作業することが多いので、本体に備わっているボタンにはバックライトを付けて明るくできると良いと思いました。( 1.6)
- K1 → P (ペン)
- K2 → R (回転)
- K3 → Ctrl + Shift + 2 (回転リセット)
- K4 → Ctrl + = (拡大)
- K5 → Ctrl + - (縮小)
- K6 → E (消しゴム)
- K7 → Space (手のひら)
- K8 → Ctrl + Z (取消)