もくじ
本ビデオ教材の特長
Game Development/Art - Create a 2D Action Game with Unity/C#
Game development & Game art/animation. Create a 2D top down shooter using Unity 2018, C# and Ps/Gimp.
学習難易度:中級
ゲーム数:1つ
ジャンル:2D Action Game / Top-down
最新更新年月:2021年2月
Unityバージョン:2018.1
ビデオ数:Sectionは8つ、ビデオは全部で52個
ビデオ再生時間:合計5h程度
言語:英語
価格:定価10,000円程度(セール時の最安価格は1,800円ぐらい。)
学習期間:1日1h~2h程度の学習で約2週間(※私の場合)
評価:4.5
概要
本講座は、Unityで2Dのアクションゲームを作成するチュートリアルとなります。前回紹介したUdemyコース「 The Ultimate Guide to making a 2D strategy game in Unity」と同じ作成者の方のチュートリアルです。また、本講座は学習者が自らグラフィックやサウンドを作成することが前提となっており、そのためのヒントやノウハウが本チュートリアルでは提供されています。
解説に使用されているUnityバージョンはUnity 2018.1ですが、2Dの基本的な機能を利用しているので最新のUnityバージョンでも問題なく学習できると思います。
私が本チュートリアルの学習に使用したUnityバージョンは、Unity 2022.2.12f1です。
学習内容
Section 1: How to use this course (13min)
本チュートリアルの導入セクションです。インストラクターの自己紹介や以降のセクションで学習するゲームについて簡単に説明しています。Unityのインストール手順などは含まれていません。Unityの基本的な内容については他のチュートリアルで別途学習する必要があります。ゲームで使用するグラフィックの作成にはPhotoshopを使用しています。
Section 2: Creating the player game character (1hr 19min)
プレイヤーキャラクターのアートおよびアニメーションの作成を学習します。また、プレイヤーキャラクターの移動に関するスクリプトを作成し、アニメーションのトランジション設定と切り替え処理のスクリプトを追加します。
プレイヤーキャラクターが使用する武器のアートとアニメーションを作成し、武器に使用する弾丸を作成し、C#スクリプトで処理を実装します。弾丸用のParticle EffectをParticle Systemで作成します。
Section 3: Creating The Enemies (1hr 16min)
3種類の敵キャラクターのアート、アニメーションを作成します。敵キャラクターの移動処理と攻撃処理をC#スクリプトで実装します。また、敵キャラクターの簡易自動生成システムをスクリプトで実装します。
Section 4: More Weapons & Health Pickups (28min)
追加で3種類の武器と弾丸を作成し、Prefab化します。敵キャラクター死亡時にアイテムをドロップする処理を追加します。
プレイヤーキャラクターのHPとHPを表示させるためのUIパーツを追加します。また、HP回復アイテムを追加して、敵キャラクター死亡時にドロップする処理を追加します。
Section 5: Creating The Boss Character (32min)
ボス敵キャラクターのアートと3つのアニメーションを作成し、Prefab化します。ボス敵キャラクターのアニメーション切り替えにはBehaviourスクリプトを作成し利用します。ボス敵キャラクターのHPや攻撃処理をC#スクリプトで実装します。
Section 6: Adding Details And Polish To Our Game (33min)
Particle Systemを利用して敵、ボス敵キャラクターの死亡エフェクト(ParticleエフェクトとBloodエフェクト)を作成し適用します。同様にアイテム取得時のエフェクトを作成し適用します。
武器の発射時に画面シェイクエフェクトを発生させる処理を追加します。ここではカメラのサイズを変更するアニメーションで対応します。敵キャラクターからダメージを受けた時の画面エフェクトを追加します。UI Panelを使って、色を変更するアニメーションで対応します。
カーソルをカスタムカーソルに変更し、スクリプトでマウスに追従するように実装します。デフォルトのカーソルはスクリプトで非表示にします。また、効果音をAudacityで作成します。
ボス敵キャラクターのHPバーをUI Sliderで作成します。最初は非表示でボス敵キャラクター出現時にスライダーを表示させます。
Section 7: Making A Main Menu & A Win And Lose Scene (24min)
メインメニューとAbout画面のシーンを作成します。シーン間の移動にスクリーンアニメーションを追加します。また、シーン間でシームレスに音楽を再生させる仕組みを導入します。
Section 8: Finishing Up (7min)
WebGLでのアプリビルドとitch.ioでの公開方法を学習します。
チュートリアル完了後の感想
本チュートリアルはそれほど複雑なスクリプトを作成することはないのでUnityやゲーム制作に初心者の方でも学習は容易だと思います。
以前も同様のことは言及していますが、本講座は学習者がグラフィックを自分で作成するということを重点においていると思います。単に用意されたグラフィックを使うだけでなく、手を動かして自分で作成する中でさらに学習が深まると思います。
本チュートリアルの作成者の方はYouTubeの「 Blackthornprod」というチャンネルでもUnityに関するビデオを公開しています。一度、彼らがYouTubeで公開しているビデオを見ると良いでしょう。
最後に本チュートリアルの良い点・悪い点をまとめて終わりにしたいと思います。
良い点
- 初級者でも学習できる。
- 2Dゲームに使用するアート作成から学習ができる。
- 学習分量が長すぎず短すぎずちょうど良い。
悪い点
- ビデオの進行ペースが少し早い。
- 変数名やメソッド名がセクション前後で変わってしまっていることがあり、わかりづらいところがある。
- 自分でアート作成をしない場合は物足りないかもしれない。