もくじ
本ビデオ教材の特長
The Ultimate Guide to 2D Mobile Game Development with Unity
Created in partnership with Unity Technologies: Master C#, Unity Ads, 2D mobile game development, and publishing
※本コースは「The Ultimate Guide to Game Development with Unity (Official)」に統合された模様。
学習難易度:中級
ゲーム数:サンプルゲームが1つ
ジャンル:横スクロール型2Dアクションモバイルゲーム。
最新更新年月:2020年9月
Unityバージョン:2018.X系
ビデオ数:Sectionは13まであり、全部で169個
ビデオ再生時間:合計13h
言語:英語
価格:約1,250円/12米ドル(左記はセール時の最安価格。通常価格は10,000円~20,000円ぐらい。)
学習期間:2020年11月の約1か月(※私の場合)
評価:5.0
概要
Udemy提供の本チュートリアルはUnityでモバイルゲーム開発を学習できるコースとなります。学習難易度は中級程度だと思いますが、Unityが初めてという方は以前紹介したUnity入門コースの「 The Ultimate Guide to Game Development with Unity 2019」をまず最初に学習した方が良いでしょう。
Unity公認インストラクターであるJonathan Weinbergerによるチュートリアルビデオです。Jonathan氏のコードはとてもシンプルで分かりやすいのでそれを見るだけでも価値があると思います。
Unity 2018バージョンで解説していますが、2Dゲームの機能について十分に学習を進められるでしょう。また、Unity Adsへの登録とGoogle Play Storeへの公開手順が本チュートリアルには含まれています。従って、チュートリアル完了後には完成度の高い2Dモバイルゲームを開発するためのスキルを身に付け、広告が付いたゲームをGoogle Play Storeで公開することができるコースとなっています。
主な学習内容
- タイルマップを使った2Dレベルデザイン(ダンジョン風マップ作成)の学習。
- 2DアニメーションとAnimatorを利用したPlayerキャラクターと敵キャラクターの設定。
- UIの実装。アイテム(お金)の取得とスコア表示、Playerキャラクターの体力表示など。
- Unity Adsの実装とGoogle Play Storeへの公開。
取り上げられなかった内容
- 複数のステージ/レベルデザインの作成。本チュートリアルでは既成のレベルデザインのみをベースにゲームを作成します。複数のレベルデザインを作って、ステージを移動するというような内容は含まれていません。
- Player死亡後の処理。死亡したら、ステージリセットするなど。
- アイテム取得後の具体的な処理。武器の種類変更やカギの使用など。
- サウンドの実装。
チュートリアル完了後の感想
今回はUnity 2019 LTSで学習を進めました。丁寧に説明してくれるので、Unityを使って1つずつゲームシステムを組み立てていくというのはそれほど難しくはありません。
結局のところ、ゲームデザインの問題は、キャラクターデザインやレベルデザインだと思います。これはC#スクリプティングによるロジックをどう組み立てるとか、ツールとしてのUnityをどう使うかという話とは別に、ゲームデザイン自体を学ぶ方が難しいのではないかと思いました。
一般的にゲームの第一印象はグラフィックやデザインで決まると思います。ゲームシステムというのは基本的にはどのゲームも類似性を持っているし、過去のシステムを踏襲してもプレイヤーにとってそれほど違いはないと思いますが、ゲームデザインやゲームグラフィックというのはオリジナル性というものが重要な要素だと思います。
ゲーム開発を学ぶ上でデザインをどうするかというのは最も重要な要素にもかかわらず、最初からそのような観点をもった入門向けのチュートリアルや学習コンテンツというのは少ないという気がします。その理由の1つとしては、Unityの使い方やプログラミングとかスクリプティングの学習コストが高すぎるということが考えられます。
そのため良質なコンテンツを使って効率的にUnityのプログラミング環境やスクリプティングツールを学習するということが重要になるでしょう。このコースはその良質な学習コンテンツのうちの1つとしておすすめです。