もくじ
- 本ビデオ教材の特長
- おすすめするポイント
- 効率的な学習プラン
- まずはプロトタイプ作成から
- ビデオ教材で取り上げられているUnityの主な機能は?
- 公式サイト無料版「Space Shooter」と同じ?
- Unity最新バージョン向けにアップデートされていないビデオは?
本ビデオ教材の特長
The Ultimate Guide to Game Development with Unity 2019
Created in partnership with Unity Technologies: learn C# by developing 2D & 3D games with this comprehensive guide
※本コースは「The Ultimate Guide to Game Development with Unity (Official)」に統合された模様。
難易度:初級
ゲーム数:サンプルゲームが3つ
ジャンル:
1つ目(Section 1 ~ 18)が縦型の2Dシューティングゲーム
2つ目(Section 19 ~ 24)が横スクロール型2.5Dのプラットフォーマータイプのミニゲーム
3つ目(Section 25 ~ 33)はデモを使った3Dゲーム
最新更新年月:2020年9月
Unityバージョン:2019.X系、一部2017.X系
ビデオ数:Sectionは35まであり、全部で約300個
※過去のビデオも含まれているので実質250個ぐらい
ビデオ再生時間:合計21h(過去分を除くと16hぐらい)
言語:英語
価格:約1,250円/12米ドル(左記はセール時の最安価格。通常価格は10,000円~20,000円ぐらい。)
学習期間:2020年2月~2020年3月(※私の場合)
評価:4.0
おすすめするポイント
1)コメントに頼らないコーディングの作り方が理解できる。
2)パブリック変数を無闇に定義せず、プライベート変数として定義し、クラス外からアクセスする必要がある場合は、きちんとプライベート変数へアクセスするためのパブリックメソッドを定義するという形を取っている。
3)Unityバージョン2019.X系でアップデートされているビデオはとても良くできているので、セール価格の1,500円程度であればとてもお買い得である。
効率的な学習プラン
本ビデオ教材で効率的に学ぶなら、まずはSection 1 ~ Section 15の2Dシューティングゲームを通してUnityの基本を学習するのがおすすめです。Section 16 ~ Section 18はエクストラコンテンツなのですが、Unityのバージョン2019に対応していないものも多く、飛ばしても構わないでしょう。コーディング内容も古いものが多いのでアップデートされるかどうかわかりませんが一旦待ちで良いと思います。
次にSection 19 ~ Section 24でミニゲームを作成しUnityにおけるゲーム作成の基本をさらに学習します。このミニゲームはプロトタイプの作成で終わってしまいますが、キャラクターの移動、ジャンプ、2段ジャンプ、移動する床、アイテム取得、ライフ管理などを学習します。
Section 25 ~ Section 33はSci-Fiデモを使用し、3Dゲームにおけるプレイヤーコントロールを学ぶというビデオになっています。Unityのバージョン2017を使った学習ビデオなのでもしバージョン2019で実行する場合は所々、読み替えが必要かもしれません。
まずはプロトタイプ作成から
2Dシューティングゲーム(Space Shooter Pro)のプロトタイプ
上のスクリーンショットはSection 7が終わったところです。ビデオ再生時間でおおよそ3.5hが過ぎたところとなります。Section 1 ~ Section 7の1つ目のサンプルゲームのプロトタイプ作成を通しUnityとC#の基本を学習します。
プロトタイプ作成は3Dで行い、その後2Dにしてゲームを仕上げます。Unityでは2Dゲームといっても基本は3D空間での開発になるということが感覚的に理解できるように講義を進めてくれます。
ここで作成するC#のコードはとても分かりやすいです。コメントに頼らないコード作成を意識的に行うことができます。
2つ目のサンプルゲームのプロトタイプ作成はSection 19 ~ Section 24です(下記、画像)。この2つ目のサンプルはプロトタイプ作成までで終わります。
Section 27からはFPSタイプのキャラクターコントロールをScratchから学習します。
ビデオ教材で取り上げられているUnityの主な機能は?
サンプルゲーム(1) 2D
Section 9のNo.70のビデオでUnityのアニメーション機能が取り上げられ、AnimationとAnimatorコンポーネントについて簡単に紹介しています。以降の各セクションで、アニメーションの説明は随時取り上げられます。
Section 12はUnity UIを使ったUser Interfaceの説明です。
Section 14でPost Processingの説明です。
Section 15でAudioとSound Effectsに関する説明です。
サンプルゲーム(2) 2.5D
Section 21: Character Controller Component
Section 22: Unity UI
サンプルゲーム(3) 3D
Section 26: Lighting
Section 27: Local Space, World Space, Character Controller
Section 28: Navigation Mesh
Section 29: Raycasting, Particle System, Audio
Section 30: Audio, Unity UI
Section 33: Post Processing
公式サイト無料版「Space Shooter」と同じ?
1つ目のサンプルゲームはUnityの公式サイトで無料で公開されている「Space Shooter」というゲームのチュートリアルと同様のものです。
無料公開版の「Space Shooter」は公開時のUnityバージョン4.6 or 5のまま更新されていないが、Udemyの方は最新のUnityバージョンに対応しており、定期的にビデオが更新されているようです。
また、無料版のビデオではキャラクターに3Dモデルを使用していたのでBlenderのインストールが必要でしたが、Udemy版では2Dスプライトを使用しているので、3Dモデルの作成スキルが無くても作ることができるようになっています。
Unity最新バージョン向けにアップデートされていないビデオは?
ビデオは全てUnityの最新バージョン向けに更新されておらず、バージョン2019にアップデートされていないものもありました。以下のビデオはバージョン2017を使ったままのビデオでプログラム構成やコーディング内容に差異があります。
Section 16のAndroid向けのアプリビルドの解説。モバイル用インターフェースを追加する際の追加アセットのインストール方法が旧式の解説のままです。現在は通常アセットストアからのインストールとなります。
Section 18のCo-opモードに関する解説。Section 15までに作成したC#スクリプトの続きとなるのですが、実際はあまり繋がりがないので自分でコードの違いを吸収する必要があります。ただ旧と新のC#プログラムの違いが結構あるので自分で補完するのはかなり厳しいし時間の無駄だと思います。エクストラビデオについても最新バージョンに合わせて最新化してほしいところです。
Section 25 ~ Section 33のSci-FiデモはUnity 2017向けに最適化されているデモなので2019でデモファイルを読み込んだ直後は色々とエラーが出ます。インタフェース等も変更されているので注意です。
Section 36では「Space Shooter」の公開初期のビデオシリーズを保存版として公開しています。Unityバージョンは2017.X系です。