【Unity 2Dゲーム開発】Udemyで学ぶ・16本目と17本目

Learning of 2D Game Development with Udemy

Posted by 51n1 on 10 Feb, 2024

もくじ


はじめに

本記事ではUnity 2Dゲーム開発を学習できるUdemyコースを2本紹介します。1つ目はパズルゲーム、2つ目はシンプルなランゲームです。

Learn To Create a Match-3 Puzzle Game in Unity

本ビデオ教材の特長

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Learn To Create a Match-3 Puzzle Game in Unity
Game development made easy. Learn C# using Unity and create your own puzzle game!

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学習難易度:初級〜中級
ゲーム数:1つ
ジャンル:パズルゲーム
最新更新年月:2021年8月
Unityバージョン:2021.1.10f1
ビデオ数:Sectionは11まであり、全部で48個
ビデオ再生時間:合計6.5h程度
言語:英語
価格:現在、通常価格が約6,000円程度(セール時の最安価格は1,500円~2,000円ぐらい。)
学習期間:1日1h~2h程度の学習で約10日間(※私の場合)
評価:4.5

概要

本講座は、Unityで2Dのパズルゲームを作成するチュートリアルとなります。同じ絵柄のブロックを縦横3つ以上並べて消していくパズルゲームを作成します。ゲーム内で使用するグラフィックやサウンドファイルはUdemyの講座のなかで取得できるようになっています。

実際に本学習で使用したUnityバージョンは、Unity 2023.2.3f1です。元々本チュートリアルの公開時期は少し古いようでしたが、最新のUnityバージョンでも特に問題はありませんでした。

学習内容は以下のとおりです。

Section 1: Introduction (1min) & Section 2: Setting Up (12min)

本チュートリアルのイントロダクションとUnityプロジェクトのセットアップ方法について学習します。

Section 3: Creating The Board (40min)

パズルゲームのベースとなるゲームボードを作成するスクリプトを学習します。また、ブロックを作成し、ゲームボードにランダムに並べ位置情報をアサインできるようにします。

Section 4: Matching Gems (1hr 38min)

以下の簡単なブロックの挙動ルールをC#スクリプトで追加します。

  • ブロックをマウスで上下左右に移動させる
  • 移動先のブロックと入れ替えるが、3つ揃わない場合は、ブロックを元の位置に戻す。
  • ゲーム開始時にブロックが最初から3つ揃わないように配置させる。

Section 5: Moving Gems On The Board (41min)

マッチしたブロックを削除し、削除して空いた所に上からブロックを移動させます。繰り返しブロックが揃ったかどうかをチェックします。

Section 6: Expanding What Gems Can Do (44min)

ここから追加要素を学習します。ブロックが揃って消える時のエフェクトをParticle Systemで作成します。また、広範囲のブロックを破壊する特殊な爆弾ブロックを追加します。

Section 7: Controlling A Level (52min)

残時間とスコアのテキストを追加し、簡単なUIを作成します。

Section 8: Level Select (48min)

スタートボタンと終了ボタンを持ったメインメニューを作成し、画面背景のエフェクトをParticle Systemで作成します。また、複数ステージが選択できるメニュー画面も作成します。

Section 7: Unity Editor画面

Section 8: Unity Editor画面

Section 9: Level Variety (25min)

ゲームボードのブロック配置をランダムではなく自由に配置できるようにする処理を追加します。また、通常のブロックとは異なる破壊できないブロックを作成します。

Section 9: Unity Editor画面

Section 10: Menus & Finishing The Game (38min)

ミュージックを追加します。

各ゲーム画面に各種ボタンメニューを追加します。

  • レベル画面: Shuffle, Pause
  • ポーズ画面: Resume, Level Select, Quit Game
  • ゲーム終了画面: Level Select, Try Again

最後にゲームをビルドする方法を学習します。

Section 11: Complete Project Files (1min)

サンプルプロジェクトファイルがダウンロードできます。

良かった点・悪かった点

    良かった点
  • 簡単なパズルゲームが作れる
  • コードがシンプルなのでプログラミングが苦手でも大丈夫
  • 学習時間とボリュームがちょうど良い
    悪かった点
  • 難易度やバランスの調整についてはあまり言及がない
  • グラフィックの作成は学習できない

チュートリアル完了後の感想

本チュートリアルはパズルゲームを初めて作成してみたい方にはちょうど良いチュートリアルだと思いました。

学習に使用するグラフィックはおそらくどこかのフリー素材なんですが、デザインがレトロな感じで良いですし、UIもUnityの標準のUIを使用していてシンプルなので、昔のブラウザゲームのような感じで良いです。短期間で作成する際の参考にはなると思います。


Learn to make Parkour Endless Runner game for PC/Android/IOS

本ビデオ教材の特長

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Learn to make Parkour Endless Runner game for PC/Android/IOS
Making games is easy! I Learn C# using Unity and create your very own endless runner for PC and Mobile

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学習難易度:初級~中級
ゲーム数:1つ
ジャンル:2D Platformer
最新更新年月:2023年8月
Unityバージョン:2021.3.11f1
ビデオ数:Sectionは18まであり、全部で89個
ビデオ再生時間:合計11.5h程度
言語:英語
価格:現在、通常価格が約6,600円程度(セール時の最安価格は1,500円~2,000円ぐらい。)
学習期間:1日1h程度の学習で約3週間(※私の場合)
評価:5.0

概要

本講座は、横スクロール型の2Dプラットフォーマーゲームの開発を学習できます。2Dのピクセルアートを使用し、Udemyの講座名にも含まれているように「走る・跳ぶ・登る」スポーツであるパルクールを題材にしたランゲームの制作方法を学習します。

学習の際に使用したUnityバージョンは、Unity 2023.2.5f1です。

学習内容は以下のとおりです。

Section 1: Introduction (3min)

このコースで学習する概要についてのイントロダクションビデオです。

Section 2: Watch before you start (9min)

本チュートリアルコースを学習するにあたり、講師の方からの心構え的な解説となります。

Section 3: Download and setup Unity (8min)

Unityのインストール手順とUnity Editorの基本的なツールの使い方について学習します。

Section 4: Creating player and learn basics of Unity and C# (51min)

Unityの2Dゲーム作成における以下の基本概念を学習します。

  • Rigid Body 2D, Sorting Layer
  • Sprite Editor
  • Input System
  • Execution order (Awake, Start, FixedUpdate, Update)
  • Collision detection (Ground check)

Section 5: Animations and animation controller (22min)

AnimationとAnimatorについて学習します。ジャンプと落下、停止と動作の状態切り替えに使用するBlend Treeも学習します。

Section 6: Level generation (24min)

レベルの自動無限生成について学習します。

Section 7: Define look of your game (1hr 2min)

ゲームの基本的な見た目となる要素を作成し、以下の内容について学習します。

  • カメラの設定:Cinemachine
  • 背景スプライトの作成
  • 背景のパララックスのスクリプト実装
  • Jitteringの解消

Section 6 - Unity Editor

Section 7 - Unity Editor

Section 8: Improving player controller (2hr 5min)

プレイヤーのアクションやコントローラー部分の機能を追加します。

  • ダブルジャンプ・アクション
  • 壁当たり判定
  • スライダーアクション
  • よじ登りアクション
  • スピードアップ
  • 前回転・アクション
  • ノックバック・アクション
  • 無敵状態
  • 死亡・アクション

Section 9: Intractable objects (54min)

アイテムオブジェクトの作成方法について学習します。

  • アイテム・コインの作成
  • トラップ(障害物)の作成
  • 動くトラップの作成
  • プラットフォームの色変更

Section 10: Prepare to create levels (22min)

カメラの移動範囲の制限を設定する方法やレベル作成の準備について学習します。

Section 11: User interface (UI) - Design (44min)

以下のUIのデザインを作成します。

  • メインメニューの作成
  • インゲームUIの作成
  • ポーズメニューの作成
  • ショップメニューの作成
  • 設定メニューの作成
  • ゲームオーバー画面の作成

Section 9 - Unity Editor

Section 11 - Unity Editor

Section 12: UI functionality (1hr 27min)

UIの機能を追加します。UIメニューの実装、各機能や表示の追加、セーブシステムの実装、ショップ機能の追加(カラー変更)など。ゲーム終了時の画面についても作成します。

Section 13: Audio Management (40min)

BGMとサウンドFXのオーディオの追加方法を学習します。基本的な設定以外ではPitchをランダムに変化させたり、Audio Mixerの追加や設定について学習します。ここでミュートボタンの実装も行います。

Section 14: First test build (25min)

モバイル向けにジャンプボタン、スライドボタンのモバイル用インターフェースを追加します。PC用テストビルドを行い、モバイル(Android)用テストビルドを行います。デバイスシュミレーターを使ったテストの方法も学習します。

Section 15: Game Polish (19min) & Section 16: Game Polish - Power of assets store (41min)

Particle Systemを使ったエフェクトや外部アセット使ってゲームを作り込む方法を学習します。またPost Processingについても学習しますが、Unityバージョン2020での設定の方法になります。

Section 16 - Unity Editor

Section 16 - Game Window

Section17: Publish (21min)

簡単ですが、Google Play Consoleでのアプリリリース方法の説明があります。また、itch.ioを使ったWebsiteでの公開方法の解説もあります。

Section18: Additional content (47min)

プレイヤーと並走して邪魔をする敵AIキャラクターの作成について学べます。

Section 18 - Unity Editor

良かった点・悪かった点

    良かった点
  • シンプルな横スクロール型の2Dゲームを開発できるようになる
  • 外部のゲームアセットを使って効果的にゲームをカスタマイズする事例が学習できる
  • モバイルゲーム開発の学習としても使える
    悪かった点
  • 複数レベル・ステージを追加するチュートリアルは特に含まれていない

チュートリアル完了後の感想

本チュートリアルが良かったのか、このチュートリアルで作成するゲームが良かったのか、わかりませんでしたが、最後まで学習した感想としては、とてもバランスの良いチュートリアルだと思いました。

ゲームデザインやゲームルールはカジュアルでシンプルなものですが、その分、それぞれの要素の作り込みがうまくハマりやすいパターンかもしれません。本チュートリアルをベースに自分の作りたい2Dランゲームが作れると思います。本チュートリアルで作成するサンプルゲームは、自分のゲームを作成する際の最高のテンプレートになるでしょう。