もくじ
本ビデオ教材の特長
Learn to Create a Metroidvania Game using Unity & C#
Game development made easy. Learn C# using Unity and create your own 2D action game!
学習難易度:初級〜中級
ゲーム数:1つ
ジャンル:2D Platform Game / Side-view
最新更新年月:2023年8月
Unityバージョン:2021.1
ビデオ数:Sectionは18つ、ビデオは全部で79個
ビデオ再生時間:合計11.5h程度
言語:英語
価格:定価6,000円程度(セール時の最安価格は1,500円ぐらい。)
学習期間:1日1h~2h程度の学習で約2週間(※私の場合)
評価:5
概要
チュートリアルのタイトルにメトロイドヴァニアゲームと付いているようにオーソドックスな横スクロール型の2Dプラットフォームゲームの制作を学習できます。
私が本チュートリアルの学習に使用したUnityバージョンは、Unity 2023.1.16f1です。
余談ですが、本チュートリアル学習の際にコードエディターをVisual StudioからVisual Studio Code(以降VS Code)に変更しました。先日メインPCをMacに変えたばかりなのですが、8月にMicrosoftがVisual Studio for Macのサポートを2024年で終了すると発表したことを受けてVS Codeへの変更を決めました。VS Codeについては今年の初めにも試していたのですが、その時には少々不安定なところがあったので変更を見送っていたのですが、今回試したところ、Microsoft公式のUnity向けの拡張機能も追加されており、非常に軽量で高速だったので本導入することにしました。
学習内容
Section 1: Introduction (1min)
本コースのイントロダクションです。サンプルダウンロードのリンクも記載されています。
Section 2: Getting Started (11min)
サンプルパッケージのインストール手順について説明があります。ただし、プロジェクト作成の手順は省略されていました。また、Tilemapの設定方法が解説されています。
Section 3: The Player (57min)
主に以下の内容についてプレイヤーキャラクターの設定を学習します。
- コライダー、Rigidbody 2D
- 左右横移動、ジャンプ
- アニメーションの作成(Idle, Jump, Run)
- アニメーターコントローラーの設定
- アニメーションの切替をC#スクリプトで追加
- 左右の向きの変更Flipもスクリプトで追加
Section 4: Camera Control (18min)
カメラのプレイヤー追随処理とカメラの移動範囲の制限を追加します。
Section 5: Firing (33min)
アニメーション、スクリプトを使ってプレイヤーのシューティングアクションを設定します。弾丸の発射処理を追加し、ショットインパクト時のパーティクルエフェクトをParticle Systemで作成し、シューティング時のアニメーションを追加します。
Section 6: Extra Abilities (1hr 18min)
プレイヤーに4つのスキルを設定します。
- ダブルジャンプ
- ダッシュとダッシュ時のプレイヤー残像を追加
- ボールモード:ボムの設置・爆発アニメーション
- 破壊できるオブジェクトを追加してボムで破壊できるようにする
Section 7: Unlocking Abilities (32min)
プレイヤーの各スキル(ダブルジャンプ、ダッシュ、ボール化、ボム設置)のオンオフのスクリプトを追加します。
スキルを解除するアイテムを追加し、アイテム取得後に、メッセージ用のテキストを追加して表示します。
Section 8: Enemies (1hr 13min)
敵キャラクター(カニ型)の追加と設定します。指定ポイント間の移動処理とダメージ処理を追加します。そして、2つ目の敵キャラクター(ハエ型)の追加と設定します。敵キャラクターのプレイヤー追随処理と回転処理のスクリプトを追加します。
Enemies Setting - Unity Editor
Section 9: Player Health System (59min)
プレイヤーのHPをスライダーUIで表示し、プレイヤーがダメージを受けた時に無敵状態を設定します。また、点滅エフェクトも設定します。
プレイヤーのリスポーンシステムをコルーチンで実装します。プレイヤーのデスエフェクトを追加し、HP回復アイテムを追加します。
Section 10: Moving Between Levels (35min)
レベル移動のためのドアを作成し設置します。レベルの移動は2つのシーンを切り替えることで実現します。シーン間の移動時にフェイドエフェクトを追加します。
Section 11: Making Levels (28min)
レベルを作成します。背景を追加し、ボス用のレベルも作成します。
Section 12: Boss Battle (1hr 20min)
ボスキャラクターを追加し設定します。
- ボスの出現処理を追加
- カメラを移動する処理を追加
- ボスのHPのUIを作成
- ダメージ処理を追加
- スポーン地点の設定
- アニメーションの追加
- ボスの戦闘シーンに3つのフェーズを設定
- ボスを倒した後の報酬アイテムを追加
Section 13: Menus (36min)
メインメニューを作成し、メインメニュー画面内にニューゲームボタンとゲーム終了ボタンを追加します。また、ポーズメニューも作成します。
Section 14: Sound System (35min)
Audio Mixerを使いAudio Systemの設定を行います。BGM, SFXを設定します。また、各シーンでAudioが自動リスポーンするように設定します。
Section 15: Saving Progress (26min)
PlayerPrefsを使用して、必要なステータスを保存できるように設定し、コンティニュー処理を追加します。
Section 16: Extra: Making Maps (1hr 10min)
ミニマップとフルスクリーンマップの2種類のマップを作成します。CameraのRender Textureを使って設定しているところで、少し不安定なところがあり、何度もフリーズして強制終了する必要がありました。
Section 17: Finishing The Game (6min)
PCビルド手順を学習します。
Section 18: Complete Project Files (1min)
完成版のプロジェクトファイルのダウンロードができます。
チュートリアル完了後の感想
チュートリアル内で実際に学習する内容は概ねシンプルな実装方法となっており、初級者のゲーム開発の学習コースとしては非常に良いと思いました。C#スクリプトも高度な機能を使っているわけでは無いので、初級者から中級者まで楽しく学習できると思います。本学習コースに含まれない内容を下記の悪い点に記載しておきます。
良い点
- サンプルグラフィックにセンスがあり実用的である。
- 学習の分量がモチベーションを落とさない程度でちょうどよい。
- 複雑なコーティングをせずにすべてのゲーム要素を実装している。
悪い点(注意点)
- モバイルアプリビルド手順の説明がない。
- 広告の追加手順などマネタイズに関する情報がない。
- ポイントもしくはお金などのシステム実装やスキルツリーの機能の学習はできない。