MacにUnityをインストールする【Unity Basic Tips】

How to install Unity Hub and Unity with Mac

Posted by 51n1 on 14 Jul, 2023

もくじ

はじめに

本記事ではUnityのインストール方法を極力簡潔に解説したいと思います。Unityのインストール方法は他のチュートリアルや入門書で必ず取り上げられる内容ですので、特に真新しさはないですが、最近、作業PCをMacに変えたという個人的な理由で、改めてUnityのインストールの手順をまとめておこうと思った次第です。

Macを使用したインストール手順となりますが、Windowsでのインストールについてもほぼ同様の手順になると思います。使用しているmacOSのバージョンはVentura 13.4.1です。

Unity Hub

UnityのインストールはUnity Hubという管理ツールを利用して行うのが通常の方法となります。まずはUnityのダウンロードサイトにアクセスし、Unity Hubを手に入れます。

DOWNLOAD UNITY

使用しているOSに合ったUnity Hubのダウンロードリンクをクリックしダウンロードします。macOSの場合は「Download for Mac」をクリックします。( 1.1)

ダウンロードが完了したら、DownloadsフォルダにUnityHubSetup.dmgというインストールファイルが保存されていると思います。これをダブルクリックします。( 1.2)

1.1 Download Unity Hub

1.2 Downloads > UnityHubSetup.dmg

Unityの利用規約が書かれたウィンドウが表示されるので承諾(Agree)します。もちろん承諾しない場合は「Disagree」ボタンをクリックすればインストールをキャンセルすることができます。( 1.3)

インストールファイルがディスクイメージとしてMacにマウントされますので、表示されたウィンドウの説明に従って「Unity Hub」を「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします。( 1.4)

1.3 Unity Terms of Service

1.4 Drag & drop into Applications folder

Unity Hubのインストールが完了したら「Applications」フォルダをダブルクリックするかFinderで表示させ、「Unity Hub」をダブルクリックし起動させます。( 1.5)

Unity Hubを初回に起動すると警告メッセージが表示される場合があります。問題なければ、「Open」をクリックします。( 1.6)

1.5 Applications folder

1.6 Confirmation dialog

Unity Hubのウィンドウが表示されれば、インストールは完了です。( 1.7)

1.7 Unity Hub Window

Unity IDの作成とサインイン

次は、Unity IDでサインインをします。Unity IDがない場合は、新規で作成します。Unity Hubの左上のアイコンから「Create account」を選択します。( 1.8)

自動的にUnityのサイトに移動し、Unity IDの作成フォームが表示されますので必要事項やチェック項目を入力し、Unity IDを作成します。( 1.9)

1.8 Create account

1.9 Create a Unity ID

Unity IDの作成ができましたら、Unity Hubに戻り、先ほどのメニューの「Sign in」を選択します。( 1.10)

自動的にUnityのサイトに移動し、サインイン画面になりますので、ご自身のIDとパスワードを入力し「Sign in」ボタンをクリックします。( 1.11)

1.10 Sign in

1.11 Sign into your Unity ID

サインインが完了するとUnity Hubの方でも認証情報が連携されていると思います。ちなみにUnity IDはライセンスの管理のほか、Unity Asset Storeでのアセット購入で利用したり、オンライン学習サイトのUnity LearnやWebGLアプリをリリースできるUnity Playなどでも共通で利用可能なIDです。

Unity License

Unityのライセンスを登録します。Unity Hubの左上のアイコンメニューから「Manage licenses」を選択します。( 1.12)

私の環境では既にPersonalライセンスが登録されていますが、もし未登録の場合は、画面右上の「Add」ボタンをクリックし、ライセンス登録を行います。( 1.13)

1.12 Manage licenses

1.13 Add License

ライセンスの追加ウィンドウが表示され、ライセンスを追加する方法の選択を求められますが、初回であれば「Get a free personal license」を選択すれば良いでしょう。( 1.14)

ライセンスの利用規約に同意する場合は、「Agree and get personal edition license」ボタンをクリックします。( 1.15)

1.14 Get a free personal license

1.15 Agree and get personal edition license

Unityインストール

Unity本体をインストールします。Unityのバージョンはいくつかあり、Unity Hubで複数同時にインストールすることも可能です。

私の場合は、通常、最新のLTS(Long Term Support)と最新の安定リリースバージョンをインストールしています。アルファやベータバージョンを使って最新の機能を試すこともできますし、開発が進めば、過去のLTSのインストールも必要になると思いますが、すべてUnity Hub上で管理することが可能です。

ここでは最新のLTSをインストールしてみたいと思います。Unity Hubの左ペインのInstallsタブをクリックします。Installs画面の右上にある「Install Editor」ボタンをクリックします。( 1.16)

Install Unity Editor画面が表示されます。現在の最新のLTSのバージョンは2022.3.4.f1となります。同じバージョンでSilicon版とIntel版があるので、使用しているMacに合わせていずれかの「Install」ボタンをクリックします。( 1.17)

1.16 Install Editor

1.17 Install LTS

インストール画面が表示されます。ここで必要なモジュールを選択します。最初はモジュールを特に選択しなくても問題ないです。本体をインストールしてから必要なモジュールは後からUnity Hubで追加することが可能です。

Unity HubではC#スクリプトエディタとして「Visual Studio for Mac」を同時にインストールすることができます。もし使用するコードエディタが決まっていなければ、ここで一緒にインストールしておくことをおすすめします。C#スクリプトの編集に必須ですし、プログラミングに関してあまり慣れていない方であれば、「Visual Studio」はUnityで安定して簡単に扱えるのでおすすめです。現在、Unity HubでインストールできるバージョンはVisual Studio 2019です。

必要なモジュールを選択して「Install」ボタンをクリックします。( 1.18)

Downloads画面が表示され、ダウンロードとインストールが完了するまで待機します。( 1.19)

1.18 Add modules

1.19 Downloads

新規プロジェクト作成テスト

インストールが完了したら、インストールしたバージョンを使い新規プロジェクトを作成してみます。Projectsタブを選択し、「New project」ボタンをクリックします。( 1.20)

Editor Versionsメニューから先ほどインストールしたバージョン(2022.3.4f1)を選択し、好きなテンプレート(2D (URP))を選択し、Project Nameを入力し、「Create project」ボタンをクリックします。( 1.21)

1.20 New project

1.21 Create project

新規プロジェクトの作成が開始されるのでUnity Editorが起動するまで待ちます。問題なく起動できれば、インストールは完了となります。( 1.22)

1.22 Open Unity Editor