もくじ
はじめに
本記事ではUnityのインストール方法を極力簡潔に解説したいと思います。Unityのインストール方法は他のチュートリアルや入門書で必ず取り上げられる内容ですので、特に真新しさはないですが、最近、作業PCをMacに変えたという個人的な理由で、改めてUnityのインストールの手順をまとめておこうと思った次第です。
Macを使用したインストール手順となりますが、Windowsでのインストールについてもほぼ同様の手順になると思います。使用しているmacOSのバージョンはVentura 13.4.1です。
Unity Hub
UnityのインストールはUnity Hubという管理ツールを利用して行うのが通常の方法となります。まずはUnityのダウンロードサイトにアクセスし、Unity Hubを手に入れます。
使用しているOSに合ったUnity Hubのダウンロードリンクをクリックしダウンロードします。macOSの場合は「Download for Mac」をクリックします。( 1.1)
ダウンロードが完了したら、DownloadsフォルダにUnityHubSetup.dmgというインストールファイルが保存されていると思います。これをダブルクリックします。( 1.2)
Unityの利用規約が書かれたウィンドウが表示されるので承諾(Agree)します。もちろん承諾しない場合は「Disagree」ボタンをクリックすればインストールをキャンセルすることができます。( 1.3)
インストールファイルがディスクイメージとしてMacにマウントされますので、表示されたウィンドウの説明に従って「Unity Hub」を「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします。( 1.4)
Unity Hubのインストールが完了したら「Applications」フォルダをダブルクリックするかFinderで表示させ、「Unity Hub」をダブルクリックし起動させます。( 1.5)
Unity Hubを初回に起動すると警告メッセージが表示される場合があります。問題なければ、「Open」をクリックします。( 1.6)
Unity Hubのウィンドウが表示されれば、インストールは完了です。( 1.7)
Unity IDの作成とサインイン
次は、Unity IDでサインインをします。Unity IDがない場合は、新規で作成します。Unity Hubの左上のアイコンから「Create account」を選択します。( 1.8)
自動的にUnityのサイトに移動し、Unity IDの作成フォームが表示されますので必要事項やチェック項目を入力し、Unity IDを作成します。( 1.9)
Unity IDの作成ができましたら、Unity Hubに戻り、先ほどのメニューの「Sign in」を選択します。( 1.10)
自動的にUnityのサイトに移動し、サインイン画面になりますので、ご自身のIDとパスワードを入力し「Sign in」ボタンをクリックします。( 1.11)
サインインが完了するとUnity Hubの方でも認証情報が連携されていると思います。ちなみにUnity IDはライセンスの管理のほか、Unity Asset Storeでのアセット購入で利用したり、オンライン学習サイトのUnity LearnやWebGLアプリをリリースできるUnity Playなどでも共通で利用可能なIDです。
Unity License
Unityのライセンスを登録します。Unity Hubの左上のアイコンメニューから「Manage licenses」を選択します。( 1.12)
私の環境では既にPersonalライセンスが登録されていますが、もし未登録の場合は、画面右上の「Add」ボタンをクリックし、ライセンス登録を行います。( 1.13)
ライセンスの追加ウィンドウが表示され、ライセンスを追加する方法の選択を求められますが、初回であれば「Get a free personal license」を選択すれば良いでしょう。( 1.14)
ライセンスの利用規約に同意する場合は、「Agree and get personal edition license」ボタンをクリックします。( 1.15)
Unityインストール
Unity本体をインストールします。Unityのバージョンはいくつかあり、Unity Hubで複数同時にインストールすることも可能です。
私の場合は、通常、最新のLTS(Long Term Support)と最新の安定リリースバージョンをインストールしています。アルファやベータバージョンを使って最新の機能を試すこともできますし、開発が進めば、過去のLTSのインストールも必要になると思いますが、すべてUnity Hub上で管理することが可能です。
ここでは最新のLTSをインストールしてみたいと思います。Unity Hubの左ペインのInstallsタブをクリックします。Installs画面の右上にある「Install Editor」ボタンをクリックします。( 1.16)
Install Unity Editor画面が表示されます。現在の最新のLTSのバージョンは2022.3.4.f1となります。同じバージョンでSilicon版とIntel版があるので、使用しているMacに合わせていずれかの「Install」ボタンをクリックします。( 1.17)
インストール画面が表示されます。ここで必要なモジュールを選択します。最初はモジュールを特に選択しなくても問題ないです。本体をインストールしてから必要なモジュールは後からUnity Hubで追加することが可能です。
Unity HubではC#スクリプトエディタとして「Visual Studio for Mac」を同時にインストールすることができます。もし使用するコードエディタが決まっていなければ、ここで一緒にインストールしておくことをおすすめします。C#スクリプトの編集に必須ですし、プログラミングに関してあまり慣れていない方であれば、「Visual Studio」はUnityで安定して簡単に扱えるのでおすすめです。現在、Unity HubでインストールできるバージョンはVisual Studio 2019です。
必要なモジュールを選択して「Install」ボタンをクリックします。( 1.18)
Downloads画面が表示され、ダウンロードとインストールが完了するまで待機します。( 1.19)
新規プロジェクト作成テスト
インストールが完了したら、インストールしたバージョンを使い新規プロジェクトを作成してみます。Projectsタブを選択し、「New project」ボタンをクリックします。( 1.20)
Editor Versionsメニューから先ほどインストールしたバージョン(2022.3.4f1)を選択し、好きなテンプレート(2D (URP))を選択し、Project Nameを入力し、「Create project」ボタンをクリックします。( 1.21)
新規プロジェクトの作成が開始されるのでUnity Editorが起動するまで待ちます。問題なく起動できれば、インストールは完了となります。( 1.22)